Disaster Support with acupuncture and massage.
The 4th day on March 22th.
3泊4日の災害支援鍼灸マッサージボランティア、最終日。
この日は七尾市の市街地にある「パトリア七尾」という商業施設で活動させていただきました。
ニトリ、ドンキホーテ、飲食店などが入っている大きなビルでした。
ここの3階に七尾市役所の健康福祉部という部署が入っておりまして、そちらの職員様たちに施術させていただきました。
この日に担当させていただいた方からのお言葉です。
・3:00am頃、5:00am頃に必ず目が覚めてしまうようになりました。発災前のように朝までぐっすり寝れるようになりたいです。
・めまい、ふらつき、フワッとする感覚が起きます。自律神経のバランスが悪いのかなぁと思っています。
・鍼を試したくて来ました。すごく身体がポカポカと温かくなりました。今夜はぐっすり寝れるような気がします。
・高齢者支援課に勤めています。高齢者ならではで、その都度課題が発生します。発災直後の避難所生活はもちろん、通水したのでご自宅へ戻られたら戻られたで、また課題が発生しています。ご自宅の周りのコミュニティが変化している。居なくなっている人がいる。家の片付けを老夫婦だけでするのは大変。寂しさやストレスを感じ、常に新たな課題が起きるところが、私たちの仕事の大変なところです。
・マンホールが盛り上がっているところがたくさんあり、車の運転にとても気を使います。乗り上げてパンクした人もいます。昨日、運転中に右のふくらはぎが攣ったのですが、それが原因かもしれませんよね。
・和倉にお住まいの方。
昨日、ようやく通水しました。断水中はお料理をするのも洗い物をするのも大変なので、億劫になってレトルト食品ばかり食べていました。
お通じが2週間に1回くらいしかないのは、そのせいかもしれないと思っています。
・元旦からもう3ヶ月。ここまで長かったような短かったような。水が出た時は本当にありがたかったけど、市役所の職員でありながら、今では当たり前の事のように感じてしまっています。
・発災前は、お昼休みに自分の席で5分か10分お昼寝できました。それで切り替えて午後のお仕事を頑張れました。今はその時間を取れません。
皆さん、大変な状況でお仕事もご家庭の事もされているのですが、穏やかな方ばかりでした。
なんとか少しでもお力になれたらと思い、現地入りしましたが、能登の皆さんの温かいお心に触れ続けた3日間でした。
参加された先生方も温かい方ばかりでした。限られた資機材でございますので、皆さん自分で考えて工夫されていました。
チェストマット、フェイスマットを持参された先生がいらっしゃいました。
天気予報が雪予報で、最高気温も8℃と寒い予報でした。ホッカイロをご自身でたくさん購入され、受療者様のお身体に乗せて施術している先生がいらっしゃいました。
湯たんぽを持参された先生もいらっしゃいました。それも3つ。一緒に活動する先生の分までご持参されていました。受療者様のお足元を温めながら施術する事ができました。
私には考えが及ばない事を各先生方がやっていらっしゃいました。
私は千代紙を持参していました。鶴などを折って受付のテーブルなどに置き、Take Freeで受療者様にお待ちいただけたらと思っておりました。現地入りしましたら、全てが初めての経験でバタバタ、オタオタしてしまい、すっかり頭から飛んでしまいました。封を開ける事もなく、帰京してパッキングをほどき、持参していた事を思い出した始末です。やれる事はやっておく、準備がお大切ですね。
能登に穏やかな日々が早く戻る事を願って止みません。