理想の姿勢であれば、重心は頭頂部から足底までの下から55~58%あたりの重心線上にあります。第2仙椎の少し前です。

正常の立位姿勢では重心線、関節の軸、靭帯の関係で立位が保持されます。

股関節では後方を重心線が通るので股関節全面の靭帯が緊張して保持されます。膝関節では逆に重心線が膝関節中心の前方を通るので膝関節後方の靭帯の緊張で保持されます。

というように正常立位であると筋の作用は下腿三頭筋が少し収縮するくらいになります。

重心線が崩れると正常立位では活動しない筋肉である背筋、臀筋、大腿四頭筋といった筋肉の活動が必要になってきます。そのための筋疲労や筋痛が起きやすくなります。

よく患者様から「何もしてないのに何で肩がこるのかしら?」といったお声を頂戴しますが、姿勢の影響で、本来活動しなくてもよい筋肉が活動しているからかもしれませんね。

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oneteam

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