・支持基底面

両足での立位だと両方の足の外側の縁で囲まれた部分が支持基底面になります。杖をつくと杖を含めた外側の縁で囲まれた部分が支持基底面になります。

寝そべっていれば頭の先から足の先まで身体全体の外側の縁で囲まれた部分が支持基底面になります。

ランニングの場合は片足ずつ接地するので片側の足底が支持基底面になります。

ここまでで分かるように支持基底面は広くなるほど安定し、狭くなるほど不安定になります。言葉を変えると安定=動きにくい、不安定=動きやすいということにもなります。支持基底面が狭いほうが次の動作へ移りやすくなります。

ランニングは10kmを1時間くらいで走る時の接地時間は0.3秒から0.4秒です。接地時に瞬時に支持基底面に重心をおさめて身体を支える、次の瞬間に重心を外して重心を前へ移動させて進みます。これを0.3秒でやることの繰り返しになります。接地時間が短くなりテンポが上がると速く走れるようになるということです。

支持基底面にうまく重心をおさめられないと接地が安定しないので膝関節が左右にブレたり二―インします。それにより膝関節の周囲ではランナー膝と呼ばれるような鵞足炎、腸脛靭帯炎というお怪我のリスクが高まります。

足関節ではプロネーションが大きくなりアーチが崩れ、モートン病、足底筋膜炎といったお怪我のリスクが高まります。

安定した接地ができ、”ランニング障害”と言われるようなお怪我をしないお身体になるように施術で調整してまいります。

投稿者

oneteam

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