Disaster support with acupuncture and massage.
The 3rd day on March 21th.
3月21日(木)、10時から16時まで、志賀町役場の和室をお借りして活動させていただきました。
志賀町は今回の地震で最大の震度7を記録した町です。
この日は平日でございましたので、庁舎には町民の皆さんもご相談やお手続きでたくさんお見えでした。
志賀町役場の職員様に施術させていただきました。
平日でしたので、皆さんご出勤されていたので、健康福祉課、上下水道課、社会福祉協議会、会計課など様々な部署の方々が受療にお見えになりました。
初日に活動して思った事を胸に刻み、活動いたしました。
被災地の皆さんが、初対面の私に、そんな簡単に心を開いてくださるはずはないと思って接しました。
「夜は良くお休みなれていますか?」とお聞きすれば「はい、大丈夫です。」とお返事が返ってきます。
まして、問診票の睡眠の項目に◯が付いているのを見て「良くお休みになれていますね。」とお聞きすれば「はい」とお返事が返ってくる事でしょう。
昨夜は何時頃お休みになられましたか?とお聞きしたら、「1時頃です。」と。今朝は何時頃お目覚めになられましたか?とお聞きしたら、「5時頃です。」と。「大丈夫です。」というお言葉とは裏腹に睡眠時間が短い事が分かったりしました。さらに、寝付いても中途覚醒と言って、2時間や3時間で目覚めてしまう方が多かったです。
本当にお大変な境遇に遭われている皆さんですが、日本人の国民性、そして能登の皆さんの県民性かもしれませんが、本当に慎ましやかでいらっしゃると感じました。
「全国から応援していただいているのに贅沢を言ってはいけない、弱音を吐いてはいけない。」というお気持ちがある事を言外に感じました。
被災者だから慎ましやかにしていなければいけない、支援されている身であるのに楽しく笑ってはいけない、そんな事は決して無いと思うんです。
逆にほんの30分の施術のお時間だけでも、お気持ちを解放していただいて、お顔に笑みを浮かべていただきたいなぁと思いました。
そのためには、どう寄り添って、どうコミュニケーションを取るのがいいのか、考えながらの1日でございました。
町役場の職員の皆さんはこの状況で、町民の皆さんの不自由や、困難を早く解決するために休みを取れないのは致し方無い事と思っていらっしゃいます。男性女性、役職に関係無く、発災直後は休み無し。その後も週に1日だけのお休みが続いていたようです。
過労死レベルと言われる月の残業時間が100時間を超える方が6割から7割もいらっしゃるようです。
施術を受けていただいた町役場の職員様からの印象に残ったお言葉です。
・発災前は1分で寝れて朝まで起きなかったのに、発災後はなかなか寝付けず、毎朝必ず4時頃に目が覚めてしまうようになりました。その後も横になってはいますが、眠れずそのまま時間になったら起きます。早く元の睡眠に戻れるようになりたいです。
・町役場の職員様であり看護師の方。
発災直後は避難所のお仕事で夜勤がありました。久しぶりの夜勤で、とても大変でした。
・地震関連で普段と違う慣れない仕事が増え、毎日もがいている感じです。仕事が夜遅くまで続き、寝るのも12時を過ぎます。寝ようと思っても明日の仕事に思いが巡ってしまいます。「明日のあの仕事はどうやって進めていけばいいのだろうか?経験の無い仕事ばかりなので色々考えてしまいます。さらに、慣れない仕事とは言え、今の自分の仕事ぶりは町民の皆さんのお役に立っているのだろうか?逆に足を引っ張っているのではないだろうか? 色々考えてしまい、寝れずに朝になる事もあります。
・鍼・マッサージをしていただいて、発災以降、初めて自分の時間を持てたような気がします。
東京からわざわざ来ていただいて本当にありがとうございます。今度は是非、観光で来てくださいね。
施術しながらお話を伺っていたら、涙が出てきました。
町役場の一室をお借りして、私たちが活動できるようになり、役場がそれをアナウンスしてくださいます。「10時から16時まで、3階和室で鍼とマッサージを受けれます。予約を取って受けてください。」みたいなアナウンスだったろうと思います。
私たちが町役場内で職員の皆様への施術の機会をいただけた事で、職員の皆様が“休んではいけない”という半ば“強迫観念のような呪縛”から解放され、“休んでもいいんだ“というマインドセットにChange していただけるきっかけになったら、それだけでも大きな意義があると思います。
活動3日目へ続く、、、
I treated town hall employees with acupuncture and massage.
They are very tired.
Because they can’t get enough days off. They also work too much overtime. They think they have to give up their holidays and work a lot of overtime for supporting disaster victims.
They are struggling with earthquake unfamiliar related tasks.
They don’t know if their new tasks related to the earthquake is helping townspeople.They feel guilty about it.
They can’t sleep well because they think about those things.
It’s very important to support city and town hall employees.