伊勢名物の「赤福」さんには、「朔日餅」というお品がございます。
伊勢には毎月一日に普段より早く起きて、神宮へお参りする「朔日(ついたち)参り」というならわしが残っているそうです。
無事に過ごせた一ヶ月を感謝し、また新しい月の無事を願ってお祈りします。
赤福本店ではお正月を除く毎月一日に月毎に「朔日餅」をご用意されているそうです。
大人気のため前日午後5時から整理券を配布して、お一日は午前4時45分に開店するそうです。
八月は「八朔粟餅」でございます。
「八朔」とは旧暦八月一日のこと。
伊勢では八朔参宮と呼び、外宮さん、内宮さんに参拝し五穀豊穣を祈ります。
参宮のあとは、稔った粟で作った餅を食べるのが、伊勢人(いせびと)にとっての楽しみでもあるそうです。
旧習を受け継いだあわ餅に、黒糖味の餡でつくられた「八朔粟餅」は、赤福餅と同じ形です。
粟のつぶつぶした食感も心地良く、甘党の私は猛暑・酷暑の中、元気をいただきました😊